ええなぁフィリピン
マレーシアの後、僕はせっかく近いしフィリピンに行ってみようと思い向かった。
フィリピンはいい方向で想像を超えてきた、本当に楽しいところやった。
まず、食事が日本人の口にあう!と思う。
初めてのフィリピン料理は「アドボ」っていう豚肉料理を食べたんやけど、豚の角煮のような味付け、、、だけど、またちょっと違った、豚肉の旨味と醤油ベースの味付けがマッチし、そこにニンニクの風味が後押しした、一品!
クックパッドにもレシピが載ってたので、是非チャレンジしてくださいね♫
「ア ド ボ 」で検索っ!!
うざめのグルメコマーシャル風。
そして、フィリピンの人も南国育ちという事もあり、明るくオープンで、英語も上手なので全然困らない!
心配の治安も気をつけていれば特に問題は無かったので、次のホリデーの参考にしてみてね~
ついつい、フィリピンの良さを伝えようとして、情報旅ブログっぽくなってしまったぜ。
さて僕は、パワラン諸島にある南国雰囲気漂うコロン島に降り立ち、宿はハンモックがブラ下がり、みんな仲良く喋ってる雰囲気で、宿の人も名前で話しかけてくれるような、とても素敵な場所にいた。
色々な人と話ながら、楽しい時間を過ごせるのは、ソロバックパッカーにとっては宿選びのとても重要なポイントなのである。
翌日の朝、オランダ人のローレンスと意気投合し、ボートを貸し切って離島まで行こうかと思い立ち、周りで朝食を取ってた人たちに声をかけると、あれよあれよと合計で7人になった。
意外とみんな予定なんてないもんやね。
あぁ、こんな風に海外で初対面の外国人相手に英語でこんな事提案して実行できるようになったんやなぁ。と自己の成長を感じた。
自慢もちょこちょこいれる。
7人集まると、ボートの1日レンタルは食事代込みで1人700円という破格で、僕らがビーチで遊んでる間に、市場で買った材料をクルーが調理してくれるという何とも贅沢な1日。
集まった7人を国別に分けると、
日本(僕)、アメリカ、ラトビア、そしてオランダが4人。
お国柄なんか、個人の性格なのか、日本人の僕とは違う言動が見られるので、今回はそんなところをご紹介。
まず、ボート乗船前に、港の市場で食材の買い出し。
肉、魚、野菜などが並ぶ大きな市場で、
「はぐれたら時間かかるから皆一緒に行動しようかー。」と言い合い、あれこれ買っていたのに、言うてる尻からすぐ消えたラトビア。
あれ?ラトビアおらんとなって探していると、1人でのんびりお菓子物色してた。
(いや、だからはぐれたらややこしい言うてるやん。)と僕は思いながら、ヘラヘラ戻ってきたラトビアは「みんなで食べようと思って」と心優しい青年なんやけど、その青年は3分と持たずしてまた消えた。
そして買い出しも終わって、みんなでボート向かうっていう時にもラトビアはまだいない。
こういうところ僕自身すごい日本人やなと思うんやけど、僕は「ちょっと探してくるから、ボート向かってて」とみんなに言い、彼を探していると、また何かようわからんモンを持っていた。
「どこおったんな!」と聞くと、
「コショウいるかなと思って買ってた。」
やて。
いや、それもうこっちで買ってる!!!
だから一緒に行動しようって言うてる!!!
と思ったものの、彼の良かれと思った行動と純粋な瞳に、
「あ、そうなんや。ありがとうね。もう買ってるけどね。ははは。」と笑って返事をした。
南の島でイライラしてもしゃあないし、ここはストレスを溜めさせない力をもっているね。
全員揃いボートにのり、誰もいないめっちゃ綺麗なビーチの離島に到着し、これは最高の時間になりそうやなぁーと、皆、胸躍っていた。
僕とアメリカとオランダの1人は、キャッホー!というようなテンションで海に飛び込み、ゲラゲラ笑いながら海散策。
他のオランダ人3人は、まずビーチにあるデッキチェアーに寝転びくつろいでいた。
「泳がへんの?」と聞くと、「まずは焦らずリラックス。これがオランダ流。」との事。
速攻はしゃいだ唯一のオランダ人に対して「彼はまだ子どもね」と言いう感じやった。
彼らからすると、僕もアメリカも「お子ちゃまね」なのだろう。
そして、食事の時間になるとボートクルー達が、船で調理してくれた料理を続々と持ってきてくれた。
雰囲気も抜群で、他人が準備してくれる食事はこんなに美味しいものなのかと感動したぐらい美味しかった。
腹ごしらえを済ませ、まだ時間が充分残っていたので、クルーの人からオススメの場所に行こうか。と提案してくれた。
そこはビーチではなくボートでしかいけない、入り組んだ崖に透明の海がエメラルドグリーンに光る、本当に美しい場所。(1枚目写真参考)
先ほど「すぐ、はしゃぐような奴は子ども」と言っていたチームオランダもこの景色に感動しボートからジャンプしていた。
(ふふふ、あなた達も、まだまだ子どもの一面もってるじゃないの)
としつこく思っていたのは僕だけだったやろう。
飛び込んだものの、クルーの人が「深くて崖が危ないからライフジャケットつけないと、向こうに行ったらダメだよ!」と注意してくれた。
すかさずアメリカが「英語わかりません!」と制止をふりきって泳いで行った。
生意気なやつ。
そして生意気なアメリカに続いて、調子者の僕たちは、自己責任でオーケーだから!と言って、ライフジャケット無しで泳いでいった。
ボートクルーはまさに「とほほ」といった表情で、心配してライフジャケットをいくつか持って、僕たちについてきてくれた。
普段なら僕も、そうかライフジャケットかと普通に着用してたやろうなぁ。と思った。
泳いでいくと、小さい小屋に続くハシゴがあり、5mぐらいの高さから飛び込めるようになっていた。
アメリカ、オランダの1人がはしごを登り飛び込むと、クルーが「そこはライフセーバー用だから登っちゃダメだよ!」と注意されていた。
えー!僕もやりたかったのに!と思ったところで、
「あいつみてへんぞ。いまや、いけいけ!」と中学生の「先公みてへんぞ」の様なセリフを言ってきたのは、そうアメリカ。
勝手やけど、こういう事いうの、ホンマにアメリカってイメージ。
そして僕は「せやんな。一生に一回やし」と言ってササッと登って飛び込んだ。
まさにスクールカーストでいう、スネ夫みたいなポジションやなぁと我ながら思った。
そのあともみんな飛び込み、クルーも「警察おらんし、もうええけどさ。」っていう感じやった。
そういえば、しばらく例のラトビアみてないなと思ったら、遠くの方からゆっくりと近づいてくるラトビアの姿がみえてきた。
(えらい遅かってんなぁ)と思いながら、よく見ると、彼は片手にゴープロ(防水性のカメラ)を持って、カメラを死守しながら片腕だけでせっせこと、溺れてるかのように泳いでいた。
「ゴープロ持ってたんや!」というと
ラトビアは「まぁ実際、帰ってもほとんど見ないんだけどね。」
ズコッ。
そんな苦労してまで泳いでるのに。。。
いつでも、どこでもマイペースなラトビアボーイであった。