いろいろいろな人たち
(写真)ベトナムの交通事情/アイスクリームに並ぶ蚊殺しの2人/アンコールワットの夜明け
旅をしていると、ほんまに嫌でも色んな面白い人に出会うんやけど、今回はいつもの日記と違って、そんなオモロイなぁ自分という人を紹介していきます。
《旅は道ずれ》
ベトナムのビーチリゾートナーチャンは、ロシアからの直通便があるらしく、ロシア人観光客が多かった。
チェックインした後、すぐに40代ぐらいのロシア人カップルと思わしき人たちと話をしていた。
女性は全体的にテンションが高く、男性はガタイが良くて、ズッシリと話すけどフレンドリー。
ずっと2人で旅行してるって言いはるから、「カップルで長期旅行なんて素敵ですねー」というと、
女「AHAHAHA!!違うのよー。私たちカップルでも夫婦でも無くてね。
私、半年だけ旅しようと思ってたら、4ヶ月目でこの人に出会ってね。
同じロシア人やから、そっから4年半、ずっと一緒に移動してるのよ!」
ついていく期間、なが!!!
恋愛的に好きという気持ちは一切ないらしい。
ぶっ飛んでるぜ。
《自分でやる》
ベトナムを旅している人 は、最初の街でバイクを購入し移動し、最後の街でそれを売るというのが多い。
ベトナムの交通事情もあり、事故ってもうたー!という話もちょいちょい聞いていた。
ハノイで出会ったブラジル人のユアンもその1人で、眉間とデコに痛々しい縫い跡が残っていたから、「もしかして、バイク事故った?」と聞くと
「正解!Hahaha!」と陽気に答え、詳細を教えてくれた。
「道が舗装されてなくてさー、ブレーキ間に合わず大回転して出血したよ。
近くの病院に行ったらすぐに縫うってことになって。」
(えぇぇ。めちゃ笑ってるけど、結構な事故やん。)
「でもこっちは縫うのが医者じゃなくて看護師なんだよね。
またヘッタクソでさぁ~。
「その看護師に鏡持たせて自分で縫ったよ!」
!!!!!
えぇ?!どういうこと?!と思ったら、彼はブラジルでお医者さんらしい。
せやかて。。。
お医者さんじゃない皆さんはくれぐれも気をつけてね。
《蚊》
安宿を旅している時の最大の天敵は蚊を初めとする、痒みを伴う虫刺され。
ベトナムのホイアンで同じ部屋やったドイツ人のファビアンとヤンは若干18歳のバックパッカー。
しかし一緒に泊まっていた宿が田舎で自然に囲まれており、部屋の中にも蚊が数匹。。
就寝前に彼らは息を殺し、「蚊がいるね。。」と言いながら、2人ともベッドの上に立ち、パチン!パチン!と蚊殺しに集中しだし、約10分。
「もうええんちゃう?」って僕は言うたけど、嫌だといって続ける2人。
全匹しとめたと思い寝床につくも、ヤンの方がドイツ語で何か言って、目を覚まし、もう我慢できひん。と言いながら2人して半袖半ズボンから、Gパンに襟付きの長袖シャツ、靴下を履きだした。
「なにやってんの?」と聞くと、
「蚊がまだおる!蚊に噛まれて痒いのが僕たち大嫌いなんだ!寝られないんだよ!」と熱弁。
せやかて、そんな寝苦しい格好。。。
蚊に親殺されたんかいな。と思わせるぐらい、蚊に恨みをもった2人であった。
《優しすぎる》
アンコールワットのある公園はめっちゃ広いんやけど、そこを自転車で1日で1周した。
合計で50キロぐらいは漕いでたようで、そのボロいチャリはもはや相棒。
せっかくなので、相棒をアンコールワットをバックに写真を撮ることに。
ちょうど周りに誰もおらんかったので、70代ぐらいの中国人の女性に、ここを押すだけなのでと説明し、iPhoneを手渡した。
「えーわかるかしら?」という表情のおばちゃんやったけど、何枚か撮ってもらったけど、おばちゃんは顔をしかめるので、確認すると
「ここがあんまり良くない」と画面を指をさして、光加減を指摘し、
「もっとこっちに移動しなさい」と指示される。
そっからまた連続して撮影。色んなポージングができるほど、何枚も何枚も撮ってくれた。
「うーん。。。。これでどう?」と見せてくれて、だいたい僕と自転車とアンコールワットが写っていたので、
「全然これでオーケーです!」と言ったけど、
おばちゃん「イヤ、もう一度!ほら!あっちが空いたからあっちから撮りましょう!」
と更に場所を移動して、そこでも同じぐらい連続撮影。
頼んだ僕は、その頃になると正直(もうええのにな。。。)とチラついたけど、笑顔で撮影してくれるおばちゃん。
おばちゃんが撮影してくれた枚数を確認すると、色んなアングルとポージングの僕が104枚。
むしろカメラマンとプロモデルの撮影のレベルやね。
おばちゃんの優しさに触れ、嬉しい気持ちになりながら、いい感じの2枚だけを残して後はそっと削除したのであった。
とまぁ、旅の中で出会った印象的な体験を少しだけ紹介させてもらいました。
他にも色んなおもしろ話があるので、また追ってご紹介します。
色んな人がおるなぁ~って、いつもいつも思う毎日でございます。