常夏の島、ピピ島




バンコクから飛行機で1時間半ぐらいのクラビというタイ南部のビーチリゾートに移動しました。

クラビって??という人が多いと思いますが、有名なプーケットの近くで、海が綺麗なのはもちろん、そのほかの自然も沢山ある場所です。

なぜプーケットじゃなくてクラビかと言うと、旅に出発する前にタイ人の友達に、「8月にタイに行くよー」ってメッセージしたら、

タイ友達「私はクラビに住んでるから遊びに来てね♪」

僕(そんな、どこかもわからんような田舎まち、行くかいな。
 そんな時間、おまへん。おまへん。)

《クラビ 画像検索 ポチッっとな》
《キレーなビーチに大自然》

「・・・!!!!!!! 行くわ!!!」

旅のはじめにビーチでバカンスもいいじゃんと思いたち、あっさりとリスト入り。


実はこのブログでは紹介されていない他のたくさんの出会いがバンコク滞在中にありました。

バンコクで出会った陽気なドミニカ人のカルロスとミゲル。

クラビの話をしてたら、彼らも一緒に行こうかとなり、ゆきずり3人旅へ。


レッツゴー!南国 クラビ!のお話。

3人は離島である「ピピ島」に到着。

ピピ島。まず名前がカワイイよね。PhiPhi島。

実はいまいちピピ島がどんな所か知らんと来たんやけど、少し歩くと気づいた。

小さな町にはところ狭しと爆音の音楽バー、クラブ。
酒売りの露店も多数。
10メートルに1軒タトゥー屋が点在。

きく所によると、ピピ島に遊びに来る人たちは土産感覚でタトゥー入れて帰る人が多いとの事。

(これは、まさか、パリピの島に来てしまったんじゃないだろうか。。。)

予感は的中しており、世界中からパリピが集まり、毎晩、広いビーチがクラブと変化して、酔っ払い達が暴れまわってるような場所やった。

そんな島で、まずは宿探し。

いつもはドミトリーという他人との共同部屋やけど、3人で1室で借りた方が安くていい部屋やという事で、見つけた宿にそのままチェックイン。

おぉ!クーラー完備のベットも快適!いい所見つけたなぁーと喜んでいた僕たち。

その時、なおやは、その日の晩に起こる悪夢をどうして予想できたであろう。。。

推理小説風。


ピピ島は、昼はビーチ全体が落ち着いており、リラックスムード。 

夜は予想どおり、脳みそ8割パーティーという様な人たちが、ビーチに爆音のビートに乗って集まって来た。

実はこんなパリピの雰囲気にも、大縄跳びやリンボーダンスに、一番乗りで参加するほど、対応ができる僕。

柔軟性は高め。

僕って意外とパリピ系統やったんやな。とこの時人生で初めて実感した。


カルロスとミゲルは中米仕込みのハイパーなめらかな腰回しで、さすがのダンスを見せてくれて、気づいたら夜中の2時。

営業は2時までと決まっているらしく、ビーチ全体が一瞬にしてバンッッッと静かに。

3人共くたびれて宿に帰り、順番にシャワーを浴びて、ほな寝よか。と消灯。

この時、寝冷えでお腹壊しやすい僕は、確実にクーラーの温度を24℃にして腹巻を巻いて寝た。

確実に
24℃にした。

2時間ほど寝た、早朝5時30分。

真冬に服装間違えてもうた時と同じ、奥歯ガタガタ、心臓から寒いタイプの寒さが僕を襲ってきた。

なんやこれ。恐怖の寒さ。

雪山で寝たら死ぬとはこういう事か。

しかし、クーラーのリモコンが遠い、、、

けどこの設定を確認せねば。。。

【冷房 強 16℃】

16℃?!

16℃まで設定できるクーラー自体もどないなっとんねん。

そう、もはや僕の中で、ここは南国から北国になったのである。

急いで26℃に上げてベッドに戻る。

しかもここの部屋、掛け布団はシーツ1枚のみで布団タイプじゃないねん。

そりゃそうや。ここは常夏のピピ島。
誰も掛け布団なんか使わんわ。

シーツ1枚に包まって、震えと戦っていたところ、
(外に出りゃええやん)と、
セーラームーンと同じぐらい、思考回路はショート寸前っ♪
の僕に、僕自身が100点満点のアイディア。

ドアまで急ぐこともできひんぐらいの体の低体温化で、忍者でもないのに、
〈抜き足〉〈差し足〉〈忍び足〉のリズムでゆっくりとドアへ。

大げさではない。

やっとベランダ着。
ひらけごま、と言ったか言わずか、やっと屋外へ。

「あっつ。。。。」
一人やけど声出た。

さすがは常夏の島。
早朝でも30℃弱はある。

心から「助かった。。。」と安心し、10分ほど外で体温を上げ直して部屋に戻る。

26℃に上げていた為、部屋も適温に近づいていた。

よかった。。。と思ったその時。

カルロス「なんでこんなに暑いん?リモコンは?なおや、下げて」

犯人!!!

コナンも驚きのスピード解決

なおや「いや、ちょっと自分、16℃はさすがに無いんちゃう?!体壊すわ!」

ミゲルも起きてくる。

「どうしたん??確かに暑いな。」

お前もか。

2人に16℃は恐らく世界の基準としては低すぎると伝えると、

カルロス「いやぁ~、ドミニカ人は暑がりやし。」

ミゲル「そうそう」

多数決負けてる!!

「だいたい24℃~26℃ぐらいがベストやと思うんやけど。。。
僕お腹弱いし。。。」
とちょっとへり下ってお願いしてみたところ、、、

カルロス「そんなんクーラーの意味なくない?」

ミゲル「そうそう」

コントちゃうねんから。

日本人は寒いの苦手なんやなというレッテルを貼られながらも、優しい2人とはお腹壊したらアカンね、と心配してくれて、最終的に23℃で決着をつけたのでした。

お国違えばクーラーの温度の常識も違う。

また1つ経験値が増えたぜ。


みなさんも、ラテン系の人たちと同じ部屋を共にする時は、寝る前に温度を確認したほうがええよ。